ようこそ、いらっしゃいました! へびーオヤジです。

2021年11月3日。
背後の山も含めて、188柱もの御神仏を祭っている「御岩神社」。
御岩神社の拝殿にお参りして、いよいよ山道に入ります。
「かびれ神宮」、「薩都神社中宮」、そして山頂へ向かう表参道を進みます。
下は未舗装の砂利道ですが、両脇を高い木々に囲まれ、隙間から差し込む木漏れ日を浴びながら進みます。
「気持ちいいじゃないか!」
小さな川にかかった丸太橋を渡って…何なら少し下り気味の道を進みます。

「これなら大丈夫そうだぞ!!」
11月の涼しい空気を、肺一杯に詰め込みながら歩きます。

周囲の美しい風景を、スマホで写真を撮りながら、鳥のさえずりに囲まれて、
のんびり散策です。
ところが、優雅な散歩はここまで!!
道が狭く、登り坂になってきました。
「まぁ、山に登るんだから、下りの訳無いよな!? そりゃそうだ! うん!」
「おっと!? 急だな、ここは!」
「前の日雨降ったんだな!? 木の葉が滑るぞ!」
「さらに狭くなったぞ!」

「…道が、無いじゃん!」

「・・・・・・。」

11月の山の中、汗びっしょりです。
いつしか、長袖シャツを脱いでリュックに結び、半そでシャツの袖をさらにまくって、
首にタオルを巻いて登っていました。
暑がりのオヤジの宿命です。
さすがに半そではいませんでした…
二度見される恥ずかしさ…
水を飲みながら登っていくと、人だかりが見えてきました。
「かびれ神宮」に到着です。

「かびれ神宮」は、山の斜面にしつらえた石段を登った上にあります。
霊感などは、かけらもない私ですが、何と言うのか…
ここでふざけたら、きっと罰が当たるというのか…
富士登山道三合目の「新屋 山神社」の奥宮の道中で感じた、自然への畏怖というか…
うまく説明が出来ませんが、ただならぬ雰囲気を感じ取ることは出来ました。
参拝の際の、暗黙の了解でしょうか?
一人(一グループ)が鳥居をくぐって上まで上がって参拝をし、降りてきて鳥居を出てきて一礼してから、次の一団が参拝に上がります。
これは時間がかかりそうと思いつつも、汗が引くのにちょうどいいか?
「かびれ神宮」の御祭神は、
天照大神(あまてらすおおみかみ)
邇邇藝命(ににぎのみこと)
立速日男命(たちはやひをのみこと)
の三柱です。
いよいよ私の番。
なぜか少し緊張…

歴史を感じる、不揃いの階段を上ります。
足は…大丈夫!
十数段でしょうか? 結構急な階段を登り、お社の前へ!
御岩神社にたどり着いた事、山道をこの社まで来られた事を感謝して、奥行きの狭い階段を気を付けて下りてきましたました。
さて、ここまで来たからには、次は山頂を目指してみるか。
道も、「どうするんだい?」と判断をあおる様に看板が出ています。

「もちろん、山頂!」
道は、さらに「道なき道」となり、さらに「険しい道」になるのですが…
続く
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。

